林道と修験者道で中禅寺湖を目指す [山チャリ山サイ]
11月2日、晩秋の奥日光を目指すべく、林道・修験者道を行く山チャリ(山サイと言う人も)ツーリング。
快晴で風も無く、絶好のアウトドア日和。
(コースとタイム)
細尾峠旧道足尾側入り口より300メートルほど足尾側へ行った所のチェーン脱着場に車をデポ9:15→神子内(みこうち)林道入り口9:19→神子内林道終点・神子内治山資材運搬路起点11:18→神子内治山資材運搬路終点12:17→半月峠駐車場13:31→展望台13:44→茶ノ木平→篭石→細尾峠15:27→細尾峠旧道足尾側入り口16:02→車デポ地
日光市街経由、日足トンネルを抜け、車デポ地へ。
恐れていたことだがやはり「渋滞」。
神橋付近から滞り始め、清滝を抜ける旧道へそれるも細尾大谷橋交差点へ出るところでやはり渋滞。
渋滞をやっと抜け、日足トンネルを通過。あらかじめ下見をしておいた、チェーン脱着場へ駐車する。
谷間の遅い朝日が眩しい。
そそくさとMTBを降ろし、身支度を整える。
これから、初めて足を踏み入れる「神子内林道」を目指す。
凛とした空気、どんどんスピードを上げる自転車。
すぐに国道122号右手に林道入り口が。
簡単な定番的ゲートがあり、錆びて読みにくい看板がゲート右にあった。
「神子内林道」かろうじてそう読み取れる。
ゲートは、車は通過不可だが、左側からバイクは通過できる。
MTBを担ぎ上げることなくゲートを通過。いきなりキツイ、ストレートな勾配が始まる。
上りきると、左にカーブして橋を渡る。再び辛い上り。
九十九折れを上りきり、右カーブで切り通しを抜けると、日差しの明るい林道になる。
。
そこからは勾配10パーセント程度でだらだらと上り調子で、何度も谷を越え尾根を巻く。
途中、何箇所か崩落したと思われる場所があり、最近まで重機で整備したような痕跡が見られる
まだ巻くの?といい加減うんざりした頃に1283mピークを巻くと、赤倉山方面の展望が開ける。
社山・阿世潟方面も良く見える。
紅葉もきれい。
もう少し進んだところで、「神子内林道」が終り、「神子内治山資材運搬路」と名称が変わる。
mapionなど、地図を見て林道終点となっている箇所であると思われる。
そこからは地図上では破線になっているが、実際は林道が続く。
名称が変わったとたん、疲れた体に止めを刺すように15パーセント以上と思われる勾配になる。
これが県道やら国道ならありえない勾配だ!
コンクリ舗装になっている=土砂流出防止=傾斜が急であるということらしい。
足がつりそうだが、周りの紅葉に癒されながら、ゆっくりと上る。
奥白根が見えてきて、林道が直線になったらそろそろ終点。
終点到着。これで車道はおしまい。
その先に登山道がうっすらと見えていて、その先に半月峠駐車場が見える…
ここでお昼ご飯。コンビニで買ったおにぎりなどをほおばり、15分程度休憩で、いざ!半月峠駐車場へ!
(内心、きつかったら引き返そうなどと考えつつ)
踏み跡ははっきりしているが、細い登山道が続く。最初の半分は概ねMTB乗車可。
下った後は、稜線に従い、ピークは巻いて道は続く。
その後、崩落した箇所があり、そこはMTBを担いで通過して登る。
MTBを乗ったり押したりしているうちに、半月峠駐車場のコンクリの壁が立ちはだかるように見えるようになる。
そこからはひたすら押し!担ぎ!
なんとか半月峠駐車場へ登ってしまいたい!と考えていると、MTBを押しながら来る人がひとり…
なんと同じようなことをしている人に遭遇!
その方は、足尾の銅親水公園から久蔵沢・長手沢を上り阿瀬潟峠に至る林道・登山道を経由して来たとのこと。
ちょっと情報交換などをして別れた。
半月峠駐車場のコンクリ壁を通り過ぎようというときに、やっとそこへ至る登山道分岐になる。
再びMTBを担ぐ。かなりの勾配で、自転車を担いで登るのが怖い。
よろけたらまっさかさまに転落しそう。
上りきると駐車場に到着。普通の感覚だと、ありえないところからありえない状態の人が現れた!と言う感じで、観光客の人に驚かれた…
登山道があることもわからないようなところから、自転車を担いで現れたからでしょうか…
すでに13時半もまわり、雲や風が出てきて寒い。
写真撮影もそこそこに、中善寺スカイラインを突っ走る。
途中の展望台から八丁出島や男体山、中禅寺湖を望む。
中善寺スカイライン途中から、茶ノ木平へ登る登山道へ。
茶ノ木平まではひたすらMTBを担ぎ、押せるところは押す。ほとんど乗れず。
茶ノ木平に着くと、気持ちの良いトレイル。
中禅寺湖方面(ロープウェイ跡地)と明智平方面の分岐を明智平方面へ進む。すると、道が良く判らない。
分岐してすぐに左へ進み、沢を渡り、右へ進むのが正解。笹薮が深い。
あまり歩かれていないようだ。
それもそのはず、暫くするとトラロープが張られていて、進んできたコースは通行止め(廃道)。
茶ノ木平に入ってすぐ右に分岐する(道標なし)のが正解らしい。
それにしても、全般的に笹薮が深くなっている。
10年くらい前に来たときより藪が深く、足元の踏み跡が良く見えないくらいである。
ほんとうにルートが合っているのか不安になった頃、明智平と細尾峠方面の分岐に差し掛かる。
細尾峠方面を見ると…うっすらと踏み跡がある程度ではないか!
ずいぶんと様子が変わっている。
踏み跡を慎重にトレースしながら下る。
ときどきはMTB乗車可能。
下りが急な部分は乗る自信も技量もないので…
途中、送電線の鉄塔を過ぎたあたりからはだいぶ乗車出来る。
気持ちの良いシングルトラックだ。
しかし、油断すると倒木が笹薮に隠れていて、いきなりぶつかりつんのめってしまうが…。
日が傾いてきた頃、ようやく細尾峠に到着。
事前に足尾側は通行止めと分っていたが(下見で)、峠からすぐに封鎖されているとは思わなかった。
しかも、破壊されていた。
破壊されたゲートを越えると、一面落ち葉に埋もれた旧道敷きが静かにたたずんでいた。
おもわず息を呑む風景。
そこから少し下っていくと、ここがかつて国道であった証が今も残っている。
カラマツの紅葉とカエデ類の紅葉が入り交じり、美しいコントラスト。
細尾旧道の美しいたたずまい。九十九折れ。
時々落石や倒木が路面に見られるが、自転車や歩行者の通行にはなんら支障はない。
しかし、谷側へ路面が落ち始めているところも何箇所もあり、何年か後には崩落してしまうところもあるだろう。
もうすこしで旧道終点というところで、通行止めの原因とおぼしき場所になる。
路盤の下が崩落しているとのこと。一見何事も無いように見えるが。
そこを速やかに通過し、下見で判っている通行止めゲートに到着。
MTBの前輪を外してゲート下をくぐらせ、デイパックは一旦乗り越えて置き、自転車を担いで再びゲート脇を通過。
脇を通過、といっても、誤って落ちると数メートル下の沢へ転落して、重傷は避けられない場面。
そのゲート破りの光景を一部始終見ていたオジサン、いったいどこから来たのかとたずねてきた。
今日めぐったルートを地図片手に説明したら、かなり驚いていた。
いい登山道ですよ、と勧めておいた。
16時過ぎに、やっと車まで戻った。
やり遂げた!という達成感でいっぱいだった!
次は足尾の銅親水公園から久蔵沢・長手沢を上り阿瀬潟峠に至る林道・登山道に行って見ようか。
雪が降る前に。
快晴で風も無く、絶好のアウトドア日和。
(コースとタイム)
細尾峠旧道足尾側入り口より300メートルほど足尾側へ行った所のチェーン脱着場に車をデポ9:15→神子内(みこうち)林道入り口9:19→神子内林道終点・神子内治山資材運搬路起点11:18→神子内治山資材運搬路終点12:17→半月峠駐車場13:31→展望台13:44→茶ノ木平→篭石→細尾峠15:27→細尾峠旧道足尾側入り口16:02→車デポ地
日光市街経由、日足トンネルを抜け、車デポ地へ。
恐れていたことだがやはり「渋滞」。
神橋付近から滞り始め、清滝を抜ける旧道へそれるも細尾大谷橋交差点へ出るところでやはり渋滞。
渋滞をやっと抜け、日足トンネルを通過。あらかじめ下見をしておいた、チェーン脱着場へ駐車する。
谷間の遅い朝日が眩しい。
そそくさとMTBを降ろし、身支度を整える。
これから、初めて足を踏み入れる「神子内林道」を目指す。
凛とした空気、どんどんスピードを上げる自転車。
すぐに国道122号右手に林道入り口が。
簡単な定番的ゲートがあり、錆びて読みにくい看板がゲート右にあった。
「神子内林道」かろうじてそう読み取れる。
ゲートは、車は通過不可だが、左側からバイクは通過できる。
MTBを担ぎ上げることなくゲートを通過。いきなりキツイ、ストレートな勾配が始まる。
上りきると、左にカーブして橋を渡る。再び辛い上り。
九十九折れを上りきり、右カーブで切り通しを抜けると、日差しの明るい林道になる。
。
そこからは勾配10パーセント程度でだらだらと上り調子で、何度も谷を越え尾根を巻く。
途中、何箇所か崩落したと思われる場所があり、最近まで重機で整備したような痕跡が見られる
まだ巻くの?といい加減うんざりした頃に1283mピークを巻くと、赤倉山方面の展望が開ける。
社山・阿世潟方面も良く見える。
紅葉もきれい。
もう少し進んだところで、「神子内林道」が終り、「神子内治山資材運搬路」と名称が変わる。
mapionなど、地図を見て林道終点となっている箇所であると思われる。
そこからは地図上では破線になっているが、実際は林道が続く。
名称が変わったとたん、疲れた体に止めを刺すように15パーセント以上と思われる勾配になる。
これが県道やら国道ならありえない勾配だ!
コンクリ舗装になっている=土砂流出防止=傾斜が急であるということらしい。
足がつりそうだが、周りの紅葉に癒されながら、ゆっくりと上る。
奥白根が見えてきて、林道が直線になったらそろそろ終点。
終点到着。これで車道はおしまい。
その先に登山道がうっすらと見えていて、その先に半月峠駐車場が見える…
ここでお昼ご飯。コンビニで買ったおにぎりなどをほおばり、15分程度休憩で、いざ!半月峠駐車場へ!
(内心、きつかったら引き返そうなどと考えつつ)
踏み跡ははっきりしているが、細い登山道が続く。最初の半分は概ねMTB乗車可。
下った後は、稜線に従い、ピークは巻いて道は続く。
その後、崩落した箇所があり、そこはMTBを担いで通過して登る。
MTBを乗ったり押したりしているうちに、半月峠駐車場のコンクリの壁が立ちはだかるように見えるようになる。
そこからはひたすら押し!担ぎ!
なんとか半月峠駐車場へ登ってしまいたい!と考えていると、MTBを押しながら来る人がひとり…
なんと同じようなことをしている人に遭遇!
その方は、足尾の銅親水公園から久蔵沢・長手沢を上り阿瀬潟峠に至る林道・登山道を経由して来たとのこと。
ちょっと情報交換などをして別れた。
半月峠駐車場のコンクリ壁を通り過ぎようというときに、やっとそこへ至る登山道分岐になる。
再びMTBを担ぐ。かなりの勾配で、自転車を担いで登るのが怖い。
よろけたらまっさかさまに転落しそう。
上りきると駐車場に到着。普通の感覚だと、ありえないところからありえない状態の人が現れた!と言う感じで、観光客の人に驚かれた…
登山道があることもわからないようなところから、自転車を担いで現れたからでしょうか…
すでに13時半もまわり、雲や風が出てきて寒い。
写真撮影もそこそこに、中善寺スカイラインを突っ走る。
途中の展望台から八丁出島や男体山、中禅寺湖を望む。
中善寺スカイライン途中から、茶ノ木平へ登る登山道へ。
茶ノ木平まではひたすらMTBを担ぎ、押せるところは押す。ほとんど乗れず。
茶ノ木平に着くと、気持ちの良いトレイル。
中禅寺湖方面(ロープウェイ跡地)と明智平方面の分岐を明智平方面へ進む。すると、道が良く判らない。
分岐してすぐに左へ進み、沢を渡り、右へ進むのが正解。笹薮が深い。
あまり歩かれていないようだ。
それもそのはず、暫くするとトラロープが張られていて、進んできたコースは通行止め(廃道)。
茶ノ木平に入ってすぐ右に分岐する(道標なし)のが正解らしい。
それにしても、全般的に笹薮が深くなっている。
10年くらい前に来たときより藪が深く、足元の踏み跡が良く見えないくらいである。
ほんとうにルートが合っているのか不安になった頃、明智平と細尾峠方面の分岐に差し掛かる。
細尾峠方面を見ると…うっすらと踏み跡がある程度ではないか!
ずいぶんと様子が変わっている。
踏み跡を慎重にトレースしながら下る。
ときどきはMTB乗車可能。
下りが急な部分は乗る自信も技量もないので…
途中、送電線の鉄塔を過ぎたあたりからはだいぶ乗車出来る。
気持ちの良いシングルトラックだ。
しかし、油断すると倒木が笹薮に隠れていて、いきなりぶつかりつんのめってしまうが…。
日が傾いてきた頃、ようやく細尾峠に到着。
事前に足尾側は通行止めと分っていたが(下見で)、峠からすぐに封鎖されているとは思わなかった。
しかも、破壊されていた。
破壊されたゲートを越えると、一面落ち葉に埋もれた旧道敷きが静かにたたずんでいた。
おもわず息を呑む風景。
そこから少し下っていくと、ここがかつて国道であった証が今も残っている。
カラマツの紅葉とカエデ類の紅葉が入り交じり、美しいコントラスト。
細尾旧道の美しいたたずまい。九十九折れ。
時々落石や倒木が路面に見られるが、自転車や歩行者の通行にはなんら支障はない。
しかし、谷側へ路面が落ち始めているところも何箇所もあり、何年か後には崩落してしまうところもあるだろう。
もうすこしで旧道終点というところで、通行止めの原因とおぼしき場所になる。
路盤の下が崩落しているとのこと。一見何事も無いように見えるが。
そこを速やかに通過し、下見で判っている通行止めゲートに到着。
MTBの前輪を外してゲート下をくぐらせ、デイパックは一旦乗り越えて置き、自転車を担いで再びゲート脇を通過。
脇を通過、といっても、誤って落ちると数メートル下の沢へ転落して、重傷は避けられない場面。
そのゲート破りの光景を一部始終見ていたオジサン、いったいどこから来たのかとたずねてきた。
今日めぐったルートを地図片手に説明したら、かなり驚いていた。
いい登山道ですよ、と勧めておいた。
16時過ぎに、やっと車まで戻った。
やり遂げた!という達成感でいっぱいだった!
次は足尾の銅親水公園から久蔵沢・長手沢を上り阿瀬潟峠に至る林道・登山道に行って見ようか。
雪が降る前に。
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